やすかったのでつい・・・
購入の(いい)わけ
以前、GPD P2 MAXが壊れつつある話を書きました。
代わりになるパソコンほしいな〜とは思っていたのですが、小さい端末はそもそも高いですし、フル機能パソコンである必要もないな、と思っていたので使い物になるかも含めてお試しに、というところです。
購入したのは今年初め辺り?から中古という名目でほぼ新品のものが投げ売りされている、Lenovo 14e Chromebook Gen 3 です。
物自体は2023年の商品で、Softbankから5G対応品として販売されているのが特徴ですね。
調べていて分かったんですが、同じ名称でWWAN非対応、性能が増強されているモデルもあるようです。
本体についてのレビューは沢山の方がされているのでそちらを見てもらうとして。液晶画面はIPSなど高輝度/広視野角なものに慣れきった今、下手したらブラウン管並みのノスタルジーを感じるぐらいイマイチですね。そんなことない?そう…。
VS Codeとかの日本語入力
ChromebookということでOSはChromeOSなのですが、開発用という名目でLinuxコンテナを動作させる仕組みがあります。内部ではLXCっぽいアレになっているそうです。
VSCodeが動きそうな話は事前に調べていたので、早速入れてみたのですがなるほど日本語入力が効かない。
ググると分かりますが、ChromeOSからLinuxアプリに対する日本語入力は昔から少し難があったようで、古くはLinuxコンテナ側でIMを動作させていた様子。2023年頃からは、cros-im?という仕組みが標準になりChromeOS側のIMを使うことができるようになったそうです。
それ以降に書かれた記事では、VSCodeはそのまま日本語入力できるようになった、みたいな記述が多く困っていたところ、ChromeOSにおいてもLinuxアプリはWaylandとX11でcros-imの挙動が変わる的な話を発見。(URL失念。。。)
確かに、ネイティブなLinux環境でもその辺でみんな(誰?)悩んでいるのはよく見ます。
というか、多分そういうことなんだろうなとは根拠なく思っていました。
試しに以下で起動してみた結果、日本語入力が普通に動作しました。
code --ozone-platform=x11
Waylandにこだわっているわけでもないですし、これでいいか、と。
ChromeOSは、Linuxコンテナ内で作られたdesktopファイルを読んでメニューにアプリアイコンを出している?そうです。ということで、基となるdesktopファイルのExec行を直接編集して、上記引数を追加してターンエンドです。やったぜ。
VSCodeでGithubアカウントへログインしようとしたところ、keyring周りのエラー。
ストレージ暗号化されているし弱い暗号化?で保管されても構わないよ〜とは思いつつ、gnome-keyringインストールしているのにな〜と。
ということで以下ドキュメント参考にargv.jsonへ設定追加で解決。
WWAN(5G)でDocomo回線を使う
せっかくですのでWWAN機能も使いたいですよね。
ChromeOSはAndroidのテザリングを遠隔で有効化できるので、WiFiだけでもそんなに苦労はしないのですが…。
個人の都合で、SB回線のSIMはメイン機で使ってしまっているため、余っているIIJmio type Dあたりを使いたいところです。
APNなどを適当に設定して(フラグ)みたのですが、どうにも「モデムが登録されていません」だの「有効期限が切れている」だの出てきてうまく繋がりません。
調べたところChromeOSは、SIMロック時モバイルデータの設定画面に特定のキャリアしか使えない旨の表示が出るらしいです。つまりとくにSB限定になっているわけでもなさそう。
さて困ったな…と思いpovoのSIMを入れてみたところ接続されるじゃありませんか。えぇー(´・ω・`)となりましたが、動作にキャリア差があるということはAPN設定周りの可能性が高いなと思案。IIJのサポートサイトをよく見ると、ありましたよ。Windows用の設定ページをよ〜くみると…

画像で。すんげえちっちゃく。
APNの種類 (タイプDの場合)インターネットおよびアタッチ
(タイプA)インターネット
そしてChromeOSのモバイル設定画面が以下。

すでにチェックが入っていますが、「Attach (IA)」はデフォルト無効です。
Androidにはそんな設定ないじゃんねえ(ヽ´ω`)
きれいにフラグを回収しましたとさ。同じ轍を踏むな…!
俺達のChromebookカスタムはまだまだこれからだ!!
Holloのほうでも書いていたのですが、ChromeOSのこういうチマチマしたカスタマイズ、りなざうで遊んでるときの感覚に近いですね。たのしい。
ChromeOSふっ飛ばして遊ぶというのも中々楽しそうなんですが、しばらくは普通に使ってみようかなあというところです。